インプラント治療と歯周病治療のミニガイド
 
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今までの治療法との違い
 
  インプラントとブリッジとの比較
 
ブリッジとは、1本の歯を回復ために、疾患のない2本の歯を犠牲にするという矛盾を抱えつつ、現在でも広く行われているオーソドックスな治療法です。
失ってしまった歯の両隣、もしくはそれ以上の範囲の隣りの歯を削り、橋渡しにしてつなげて歯を作る治療法です。本来無関係な両隣の歯を削らなければならないため、一本の歯のために2本以上の歯を傷つける事になります。既に神経を採る治療を受け、冠などが被せてある歯ならまだしも、特にその歯が健康な歯の場合、確実にその歯の寿命を短くしてしまいます。この事が一番重大な欠点です。
また、ブリッジでは歯のない部分は歯茎の上にのっかっているだけなので、その周囲に食べ物のかすがたまりやすく食後の不快感を感じ易いという欠点もあります。さらに、非常に広範囲に及ぶ大きなブリッジでは技工物に高度な精度が要求されるため、技術の差が予後に大きく反映されます。もとは1,2本の歯を失っただけなのに、そのブリッジがまた、だめになってしまった場合には、次の治療ではさらに治療範囲のブリッジにしなければならなくなり、どんどん多くの歯を削ることになってしまいます。残念ながら、このような症例は、臨床で非常に多く見受けられます。一度削ってしまった歯は、二度ともとには戻せません。どんなに丁寧に被せても人工的な構造物のあるものは、100%だめにならないという保証はありません。しかし、天然の歯であれば、条件さえ整えば一生もたせることが出来るのです。
■ブリッジの場合        
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
1本歯を失った状態
 
両サイドの
※健康な歯を削る
 
金属の歯を被せる
         
■インプラントにすると
       
インプラント
インプラント
インプラント
1本歯を失った状態
 
インプラント埋入
※健康な歯を削らない
 
2〜3ヶ月後
  連続した2本以上の歯を失ってしまっている方の場合
   
インプラントを治療に取り入れると、以前のような広範囲のブリッジは必要なくなり、多くの歯を削って傷つけることをしなくてすみます。仮にインプラントがだめになったとしても、他の歯への影響は全くありません。その部分の事だけ考えれば良く、治療が非常に単純化されます。構造物は単純であれば単純であるほど壊れないものです。歯科治療では構造物が複雑化すればするほど技工物にも高い精度が要求されます。着けた時には気づかないほどの、ちょっとした金属のひずみが、長い間には大きな歪となり、大きなブリッジをだめにしてしまい、苦い思いをした経験のある歯科医師は非常に多いはずです。私たちももうそのようなスリリングな治療をしなくてもすむのです。患者さんにとっても同じです。長い期間と費用をかけて頑張って治療した大きなブリッジがだめになり、やむなく取り外し式の入れ歯になってしまったり、さらに多くの歯をまきこんだ治療をせざるおえなくなった 経験をお持ちの方は多いはずです。
しかし、インプラント治療ではそのようなことはありません。仮にインプラントのトラブルで、インプラントをとらなければならない状態になってしまったとしてもご安心下さい。大丈夫です。インプラントが埋められる骨は、再生可能な組織です。ほとんどの場合だめになったインプラントを抜くと、2ヶ月から3ヶ月でそこに再び骨が出来てきます。骨が完全に出来るのを待って、再度そこにインプラントを埋め込めば、またもとのとおりに回復する事が出来ます。
■2本以上のブリッジの場合
ブリッジ
ブリッジ
ブリッジ
2本歯を失った状態
 
両サイドの
※健康な歯を削る
 
金属の歯を被せる
■インプラントにすると
インプラント
インプラント
インプラント
2本歯を失った状態
 
インプラント埋入
 
2〜3ヶ月後
もう安易に健康な歯を削るのはやめましょう。一本一本の健康なご自分の歯を大切にしてください。それが歯を長持ちさせる一番の方法です。
  ブリッジによる治療が適当と思われる場合もあります。
   
進行してしまった歯周病の治療で、骨の支えが少なくなって、弱くなってしまった歯同士を連続して、咬む力を分散することにより、残った歯をもたせる治療をする場合。また、ブリッジの治療のために、新たな歯質を現状よりも多く削らないで治療が可能な場合でかつ、それぞれの歯に十分な力の負担能力があると判断できる場合。また、全身的問題がありインプラント治療を安全に行うことが出来ない場合。経済的にインプラント治療が選択出来ない場合等が考えられます。
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  義歯(部分入れ歯)
   
いわゆる入れ歯です。残っている歯にかける、クラスプという義歯を固定する金属のカギと、人工歯のついた樹脂で出来た床という部分から出来ています。色々な部分からできているので義歯全体の大きさは、失った歯よりもかなり大きなものになります。コリコリとした食べ物や粘着性の強い食べ物はくっついて緩んでしまう上に、十分な咀嚼力はでないので食べられるものに制限があります。ものを食べるとどうしても、義歯の周囲や内面に食べ物が入り込んでしまうので、食事の度に義歯をはずして清掃をしなければなりません。この点は外食時に特に気を使わなければなりません。また、長い間には義歯をお口に固定するためのカギのかかっている歯に余計な力がかかってしまうので、徐々に弱ってきてしまいます。特に前歯のほうでは入れ歯のカギが光って見えてしまい、審美的ではありません。
主な欠点としては違和感、発音障害、骨吸収、審美障害、食生活の制限、咀嚼力低下、食片圧入等などあげればきりがありません。
これらの欠点の95%以上はインプラント治療により解決することが出来ます。
部分入れ歯 インプラント治療
部分入れ歯 インプラント治療
   
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  義歯(総入れ歯)
   
全く歯のない方の入れ歯を総入れ歯と呼びます。総入れ歯はあごと吸着力で、土手についています。あごの土手の状態にもよりますが、土手の少なくなってしまっている方では特に吸着が悪く、食べられるものにかなりの制限が出てしまいます。良好な状態でも、基本的にはお口の歯茎で咬んでいるのと同じ事なので、咀嚼力には限度があり、硬いおかきや、コリコリした食べ物、粘着性のある食べ物は食べられません。特に、顎が動く下の入れ歯はお口の中でもごもごと動いてしまい、不自由なことが多くなってしまいます。 義歯(総入れ歯)
   
このような、全く歯のない方でもインプラント治療で昔のように何でもしっかり咬んで食べられ、取り外しの必要のない歯を取り戻すことが出来ます。
すべて固定式の歯にする場合通常、6本から8本程度のインプラントが必要となりますので治療費用は高額となりますが、お口に対するコンプレックスからも開放され、その快適性は総入れ歯とは比べ物にならないものがあります。
義歯(総入れ歯)
   
  前述の治療法よりコストを抑えた治療法として、2本から4本のインプラントを埋め込み、そこにつけた装置で入れ歯を固定するオーバーデンチャーという治療法もあります。取り外し式ですが、入れ歯はインプラントでしっかりと固定されるため、粘着性の強い食べ物でも良く咬めます。また歯茎で咬むのではないので、通常の義歯とは比べ物にならないほどの咀嚼力が出ます。 オーバーデンチャー

『骨接合型インプラントにおけるディシジョン・メーキングと治療計画』より参考(一部抜粋)
(クインテッセンス出版株式会社)
   
歯が一本抜けている場合 歯が一本抜けている場合 歯が一本抜けている場合
   
 もちろんしっかりと咬める総入れ歯もありますが、入れ歯の下は歯茎なので、もとの御自分の歯のような力で咬むことは出来ません。そのため、食生活はやわらかめの食べ物中心となってしまい、健康維持に必要な、しっかりと咀嚼するという行為が出来なくなってしまいます。また、煮物などでは、軟らかくするために長時間煮込んでしまい、熱に弱いビタミンなどが熱で壊れてしまい、思うように栄養が取れていないのではというという指摘もあります。
   
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