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先に述べた、白血球を刺激しない口腔環境を長期間保つことが初期の治療となります。歯の周囲で細菌の内毒素が増えないように徹底的にきれいな状態を保つことです。そのためには十分時間をかけて、丁寧にブラッシングを行い、白血球が反応しない量まで細菌や内毒素の量を減らして行かなければなりません。 |
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| 細菌は数秒で分裂し増殖を始めますので、わずかなプラークの残りでもそこからすぐにまた数が増えてしまいます。 |
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| 虫歯の細菌は食物中の糖分を栄養源にしますが、歯周病菌は必ずしも人間の食べ物から栄養をとるわけではありません。ポケット内で剥離してきた粘膜や、血液のかす、唾液中の種々の物質から栄養を採りますので食事をしていなくても増殖します。また、歯石は細菌や内毒素がたまりやすい環境を作り出すので、とったほうがよいのですが、歯石や目に見えるプラークが無い所でも細菌や内毒素は付着していますので、目に見える汚れだけが敵ではありません。 |
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| 治療開始直後の歯肉の炎症が強い状態では、無理に深いところの歯石を取ろうとすることによって、かえって弱っている歯肉を傷つけ、炎症の範囲を広めて治癒を遅らせてしまいます。適切なブラッシングにより、荒馬を静めるかのように、ゆっくりと歯肉の炎症を抑えていかなければなりません。 |
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| 歯肉が徐々に引き締まってきてところで、少しづつ深い部分のクリーニングをして行きます。私たちも目の前にある歯石を目の前にするとつい、つい早く取りたくなってしまうのですが、歯周病の治療の初期には歯肉の炎症の軽減をじっくりと待つことも治療のひとつなのです。 |
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| 歯周病の治療では、ブラッシングが大切な治療です。健康な歯肉の人が健康な状態を保つために必要なブラッシング時間の、倍以上の時間をかけてブラッシングをして行かなければ、歯肉の炎症はなかなかおさまってくれません。時間をかけてブラッシングをすることによる歯肉のマッサージ効果で、血行が促進され、歯肉の栄養状態も良くなり、老廃物の排除もスムーズに行われるようになります。 |
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| このように歯周病治療の基本は、適切なブラッシングによる、プラークコントロールと歯肉のマッサージの習慣を身につけていただくことであり、このことがもっとも重要な治療のポイントとなります。 |
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| プラークがついてから、その部分の歯肉に炎症が起き始めるまでには約72時間かかることがわかっています。仮に1回のブラッシングで、お口の中の汚れを100%完全に取り除くことが出来るとすれば、歯周病に関しては、理論的には最低3日に1回のブラッシングで十分予防できるということになります。しかしお口の汚れを100%取り去ることは到底不可能ですので、1日1回、時間をかけて、丁寧にブラッシングをすれば良いということになります。ただしこれはあくまでも歯肉の炎症に関してのお話で、虫歯予防の観点からは最低1日2回のブラッシングがどうしても必要ですのでご注意下さい。 |
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| 口の中には300から500種類もの細菌が住んでいます。そして、その中には、私たちの健康を守るために必要な善玉細菌も沢山います。ですから、口の中を無菌的にすることは不可能ですし、また、無意味なことです。歯周病の治療のためのブラッシングは、1日1回は丁寧にブラッシングをして、内毒素を放出し易い、古い細菌がたまらないようにすることが主な目的となります。 |
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